映画に感謝を捧ぐ! 「身代わりのボクサー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はルイス・セイラー監督の「身代わりのボクサー」に
感謝を捧げようと思います。
ボクシング映画 コレクション 栄光のチャンプ 群衆は叫ぶ DVD10枚組 ACC-161 - ロバート・テイラー, エドワード・アーノルド, エドワード・G・ロビンソン, ベティ・デイヴィス, ハンフリー・ボガート, エロール・フリン, アレクシス・スミス, カーク・ダグラス, マリリン・マクスウェル, アーサー・ケネディ, ジョン・ガーフィールド, クロード・レインズ, ミッキー・ルーニー, ブライアン・ドンレヴィ, アン・ブライス, ジェフ・チャンドラー, イヴリン・キース, スティーヴン・マクナリー, ジューン・アリスン, ディック・パウエル, リカルド・モンタルバン, ジェームズ・キャグニー, パット・オブライエン, オリヴィア・デ・ハヴィランド, デイン・クラーク, アレクシス・スミス, リチャード・ソープ, マイケル・カーティス, ラオール・ウォルシュ, マーク・ロブソン, バスビー・バークレイ, ロイ・ローランド, ジョセフ・ペヴニー, ジョン・スタージェス, ロイド・ベーコン, ルイス・セイラー
ボクシングを学びながらも画家を目指す男
「マイク・ゴードン」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
娯楽的バランス感覚に彩られたボクシング映画であります。
愛を失い、狂気の底なし沼へと堕ちていく男たちの姿を
サスペンス、ロマンス、武術系アクションを使い分け
効率的に写し出していくストーリー&演出は
私に「プロ・スポーツの暗黒面」と「愛と凶暴性を結ぶ絆」を
映画的に表現する手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドの爽快感よりも
主人公の驚異的な生命力が印象深い
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ボクシング映画型愛情&狂気論」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
愛に裏切られた男&野心に取り憑かれた男の暴力性&悲哀と
ボクシング映画的見せ場が交錯する本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。