映画に感謝を捧ぐ! 「TATSUMAKI ータツマキー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はトドール・チャプカノフ監督の
「TATSUMAKI ータツマキー」に感謝を捧げようと思います。
TATSUMAKI-タツマキ- [DVD] - ジェイソン・ロンドン, ウェス・ブラウン, エリン・ケイヒル, ステイシー・キーチ, トドール・チャプカノフ
気象を操る科学者によるテロ攻撃に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
災害系SFとテロ対策映画の特性が
戦術的且つ緩やかに絡み合う作品であります。
安物感漂う映像の数々を
状況設明台詞、親子&兄弟の葛藤
躍動感によって補強しながら進行する
ストーリー&演出は
私に「SF的スケール感とホームドラマ風味のせめぎ合い」と
「映画的チームワーク」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドによる隠蔽工作と
ホラー映画の香り漂う幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「災害+テロ対策系SF」の一翼を担う
軽量級作品であると言えるでしょう。
ハッタリ精神と節約精神、壮大な野望とトラウマ
マッド・サイエンティスト要素とテロリスト要素が絡み合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。