映画に感謝を捧ぐ! 「ミュータンツ 光と闇の能力者」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョー・シル監督の「ミュータンツ 光と闇の能力者」に
感謝を捧げようと思います。
ミュータンツ 光と闇の能力者 [DVD] - 福原かれん, ジョー・シル, J.D.ディラード, アレックス・サーラー, J.D.ディラード, エリック・フィッシャーマン, 福原かれん, MIYAVI, クリスティン・ウッズ, ロス・パートリッジ, タカヨ・フィッシャー
女性刑事「マーフィー」と謎の少女「ノリ」の
運命を描いた本作は
様々な娯楽要素&文化が怪しげに絡み合う超能力映画であります。
怪奇恐怖と愛憎劇が絡み合ったストーリー&演出が
幻惑感満載で進行する光景は
私に、世界を制するほどの力と愛憎渦巻く魂が
融合することによって生じる科学反応と
映画的ハッタリ&抽象化戦術の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(超能力映画風味よりも青春&癒し系映画風味を
重んじた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「陰性ホームドラマ+サスペンス系超能力映画」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
超能力系SF+モンスター系ホラーの装飾を纏いつつ
世界の運命を賭けた闘いに背を向けて
家族喧嘩的な方向へ進行するという発想と
「東西怪談文化交流精神」が手を組むによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。