映画に感謝を捧ぐ! 「メイド・イン・LA」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はマイケル・マン監督の「メイド・イン・LA」に

 感謝を捧げようと思います。

メイド・イン・L.A. EMD-10024 [DVD] - スコット・プランク, マイケル・ルーカー, エリ・プージェ, ヴィンセント・グァスタフェッロ, マイケル・マン
メイド・イン・L.A. EMD-10024 [DVD] - スコット・プランク, マイケル・ルーカー, エリ・プージェ, ヴィンセント・グァスタフェッロ, マイケル・マン

 刑事「ヴィンセント」と強盗団首領「パトリック」の

 運命を描いた本作は

 TVドラマと映画の境界線に立つ作品であります。

 刑事映画と泥棒映画、銃撃アクションと地道な捜査過程

 MTV的軽快さと悲劇性が絡み合う

 

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「1980年代活劇文化」の一端と

 「善と悪」の秘めたる近似性に迫る手法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (戦いによって結びつけられた正義漢と悪漢の「絆」に

 心打たれる「決着の付け方」となっている点も見逃せません。)

 まさに「刑事&泥棒系映像作品講座」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 刑事チームと泥棒集団の抗争を豪快且つ生真面目に描き

 1995年の映画「ヒート」の種子となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。