映画に感謝を捧ぐ! 「無法の駅馬車」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はW・S・ヴァン・ダイクJr監督の
「無法の駅馬車」に感謝を捧げようと思います。
西部劇 パーフェクトコレクション テキサスから来た男 ACC-155 [DVD] - オーディ・マーフィ, ゲイル・ストーム, ウィリアム・エリオット, エイドリアン・ブース, ロッド・キャメロン, ウォルター・ブレナン, フォレスト・タッカー, ウォーレス・ビアリー, ロバート・テイラー, グレン・フォード, ロンダ・フレミング, バック・ジョーンズ, ジョン・ウェイン, ウィリアム・ボイド, ラッセル・ヘイドン, ウィリアム・パウエル, トミー・イヴォ, デニス・モーガン, フィリップ・ケリー, ヴィクター・ジョリイ, ジョー・アン・セイヤーズ, カート・ニューマン, ジョセフ・ケイン, ジョセフ・ケイン, W・S・ヴァン・ダイク二世, レスリー・フェントン, D・ロス・レダーマン, レスリー・セランダー, テッド・テズラフ, ノエル・M・スミス, レスリー・セランダー
全財産を失い、職探しを始めた男
「ブレーク・キャントレル」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
生真面目にして実験的な西部劇であります。
西部劇的な見せ場を的確に押さえつつ
二転三転していくストーリー&演出、キャラクター造形が
上流社会と一般大衆、駅馬車と鉄道の葛藤を
写し出していく光景は
私に「娯楽的サービス精神と実験精神による共同戦線」と
先読み困難なストーリー展開を生成する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(価値観を超えた平和的共存の形と
大人に宿る童心を体現するかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「葛藤系西部劇」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
西部劇、格差恋愛劇、冒険活劇の王道と
アメリカの運送&人種問題史の一端を
力業で融合させ、軽やかに進行していく姿に驚かされる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。