映画に感謝を捧ぐ! 「エイリアンプロジェクト」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェイソン・リチャード・ミラー監督の
「エイリアンプロジェクト」に感謝を捧げようと思います。
エイリアンプロジェクト LBXC-618 [DVD] - エリック・アーテル, パリー・シェン, コルトン・ダン, エディ・ムイ, ジェイソン・リチャード・ミラー
ラスベガスを目指して旅立った男4人の運命を描いた本作は
日常とモンスターがせめぎ合う疑似実録映画であります。
能天気な道中劇がエイリアン系SFへと変貌していく姿を
ホームビデオ感満載の映像で描写するという試みは
私に、緩やか&不安定な演出によって
ある種の「現実感」を醸し出す現象と
SF&ホラー映画の王道に即した「ハッタリ戦術」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(権力による情報操作の恐怖と
SFにおける「結論作り」の難しさを象徴するかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「省力+幻惑系SF」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
予算&人員の節約、人々が政府&エイリアンに対して抱くイメージ
都市伝説&記録映像風味の徹底追求に彩られた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。