映画に感謝を捧ぐ! 「弾丸か投票か!」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウィリアム・キーリー監督の
「弾丸か投票か!」に感謝を捧げようと思います。
ギャング映画 コレクション 暗黒街の獣たち ACC-174 [DVD] - ジェームズ・キャグニー, パット・オブライエン, ハンフリー・ボガート, エドワード・G・ロビンソン, ジョーン・ブロンデル, ゼロ・モステル, ローレン・バコール, マッジ・エヴァンス, ジョーン・ベネット, ジョージ・ラフト, アン・シェリダン, アレン・ロバーツ, ロン・マカリスター, ゲイル・ラッセル, ジョン・ランド, アン・ドヴォラック, ベティ・デイヴィス, マイケル・カーティス, ウィリアム・キーリー, ブレティン・ウィンダスト, デルマー・デイヴィス, アーチー・L・メイヨ, フリッツ・ラング, ラオール・ウォルシュ, ジョン・ファロー, マーヴィン・ルロイ
刑事「ジョニー・ブレーク」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
極道映画史の「大いなる一歩」となる作品であります。
極道組織における人間関係、スパイ戦術
娯楽的アクション&ロマンスを的確に押さえつつ
段取り描写を巧みに簡略化するストーリー&演出は
私に、見せ場主義と効率主義の両立を図る作劇法&映像技と
組織犯罪との戦いにおける「リーダー確保」の
重要性を映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(素朴でありながらも英語的ユーモアに満ちた題名と
ハッピー・エンドの爽快感よりも
組織犯罪と戦う人間の抱える「高揚感&苦悩」を
重視した幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「極道+潜入捜査映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「極道組織内抗争&潜入捜査の王道に沿う」
「物語&映像的躍動感を保ち続ける」という
暇つぶし映画的戦術性&技術力によって
後年の映画に対する「道しるべ」の一つとなった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。