映画に感謝を捧ぐ! 「サイレント・ワールド2011」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はブライアン・トレンチャード=スミス監督の
「サイレント・ワールド2011」に感謝を捧げようと思います。
サイレント・ワールド2011 [DVD] - マイケル・シャンス, アレクサンドラ・デービス, インディアナ・エヴァンス, ブルース・デビッドソン, ブライアン・トレンチャード・スミス, ピエール・ディヴィッド, トム・ベリー, アントニー・ジナン, アン・リオンズ, ジェイソン・ボルク, マイケル・シャンス
「氷霧」がもたらす地球滅亡の危機に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
災害映画的ダイエット術&ハッタリ術の粋を結集した
秀才的作品であります。
他の災害映画の見せ場をつなぎ合わせて一つの物語を生成し
状況設明台詞と効率的ストーリー展開によって
予算&人員を節約しつつスケール感を高めていく技法と
過去作の名称的インパクトを最大限に活用し
「シリーズ」風味を纏わせる事によって鑑賞者を引きつける
アルバトロスの邦題戦術が一体となる光景は
私に「小規模会社的生存戦術」と
人々が諸外国に抱くイメージの一部をすくい上げた
CG映像によって「世界の危機」を煽る手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(世界が置かれている状況を覆い隠し
主人公一家の運命に特化する事によって
能天気なハッピー・エンドに仕立て上げる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級災害映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アルバトロスが誇る邦題シリーズの一つ
「サイレント・ワールド」路線の醍醐味と
ホラ吹き精神と倹約精神を両立させた
暇つぶし規模に徹した災害映画の醍醐味を象徴する本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。