映画に感謝を捧ぐ! 「フリーダ(1947年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はベイジル・ディアデン監督の「フリーダ(1947年版)」に
感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 死闘の最前線 DVD10枚組 ACC-157 - デヴィッド・ファーラー, グリニス・ジョンズ, マイ・ゼッタリング, プレストン・フォスター, リン・バリ, アーサー・ケネディ, ロイド・ノーラン, ジョージ・サンダース, アンナ・ステン, ウォード・ボンド, コンラート・ファイト, ヴァレリー・ホブソン, スティーヴン・マクナリー, ゲイル・ラッセル, アレックス・ニコル, ウォーレス・フォード, アラン・バクスター, ガートルード・マイケル, ウォーレス・ビアリー, レイモンド・ハットン, ベイジル・ディアデン, アーヴィング・ピシェル, バーナード・ヴォーハウス, エドワード・ルドウィグ, マイケル・パウエル, ジョセフ・ペヴニー, ハロルド・ヤング, ルイ・J・ガスニエ, アーサー・リプリー, A・エドワード・サザーランド
英軍兵士「ロバート」と
ポーランドで彼の妻となったドイツ人女性「フリーダ」の
運命を描いた本作は
戦場とは異なる場所から「戦争」を写し出す挑戦作であります。
サスペンス、ラブストーリー、ホームドラマの手法を
状況に応じて使い分けながら
戦争が人心&社会に与える影響を世に示そうと試みた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「暴力」に依存しない反戦メッセージの一形態と
1940年代後半のヨーロッパ事情の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドでありながらも渋味&苦味の利いた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「非戦闘型反戦映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
人情劇的世界が「戦争」によって揺らいでいく恐怖を
娯楽性とメッセージ性の均整を保ちながら描くことに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。