映画に感謝を捧ぐ! 「フットボール」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジャック・キニー監督の「フットボール」に
感謝を捧げようと思います。
ウォルト・ディズニー 製作 青い自動車 AAM-306 [DVD]
過去と現代のフットボールチームによる
試合の行方を描いた本作は
スリル、ユーモア、教材性、実験精神に秀でたアニメーション映画であります。
世代間の対立を融合させ
ディズニー的サービス精神&アニメーション技術で
調理することによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
TV中継感覚で進行する光景は
私に「フットボール講座とギャグ漫画風味の共同戦線」と
「プロ・スポーツの歴史&舞台裏」を映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(スポーツ映画的盛り上げを高めつつ
「CMの魔力」を体現する幕切れを迎えるという
離れ業に挑んだ作品であるという点も見逃せません。)
まさに「TV観戦系スポーツ喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
現実の「TVによるスポーツ観戦」に近い形式で
物語を進行させる大胆さ
ディズニー精神に即した絵柄&場面作りに徹する生真面目さ
フットボールの魅力が一堂に会した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。