映画に感謝を捧ぐ! 「絶対能力 FBIサイコメトラー捜査官」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ステッド監督の
「絶対能力 FBIサイコメトラー捜査官」に感謝を捧げようと思います。
絶対能力 FBIサイコメトラー捜査官 LBX-745 [DVD] - ジェニファー・ビールス, ジョナサン・ゴード, ショーナ・ブラック, スチュアート・ヒューズ, ジョン・ステッド
少女失踪事件に挑むFBI捜査官「ベック」と
彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
静かなる実験性に彩られた犯罪捜査系サスペンスであります。
愛憎&陰謀に包まれながら淡々と進行するサスペンスを
超能力SF要素を挿入する事によって活性化させるという
実験によって生を受けたストーリー&演出は
私に「娯楽映画的ハッタリ戦術」と
少ない登場人物数の中で「サスペンス」を高めていく
手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(哀しくも和やかな「逆転劇」を示しつつ
結論を鑑賞者の想像にゆだねる幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級超能力入りサスペンス」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
暇つぶし映画的堅実さを保ちつつ
ささやかな奇策を施す事によって
王道的状況に独特のスリル&サスペンスをもたらした本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。