映画に感謝を捧ぐ! 「アメリカン忍者」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はサム・ファーステンバーグ監督の

 「アメリカン忍者」に感謝を捧げようと思います。

アメリカン忍者 [DVD] - マイケル・ダディコフ, グッチ・クック, サム・ファーステンバーグ, マイケル・ダディコフ
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 キャノン・フィルムズによる人気シリーズの一つ

 「アメリカン忍者シリーズ」の1作目となる本作は

 1981年の映画「燃えよNINJA」の精神を継承しつつ

 更なる豪快さを追求したアクション映画であります。

 キャノン・フィルムズ的忍者認識、アクション造形

 娯楽映画的サービス精神、量産化戦術の

 粋を結集したストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「大衆娯楽映画的東西文化交流」の一形態と

 肉弾戦、銃撃、爆発を総動員したアクション映画の醍醐味を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (主演男優M・ダディコフのクールな佇まいと

 見せ場主義と節約主義が巧妙に絡み合う

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「アクション映画的異文化交流入門」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 1980年代アクション文化、アメリカン・コミック感覚

 日本の伝統文化が複雑に絡み合うことによって

 新たなる「キャノン・フィルムズ流忍者映画路線」を世に放った本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。