映画に感謝を捧ぐ! 「アンダーグラウンド・インフェルノ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマルク・ヘルテル監督の
「アンダーグラウンド・インフェルノ」に感謝を捧げようと思います。
アンダーグラウンド・インフェルノ [DVD] - ソフィ・シュット, グレゴール・テルツス, ヴァルター・クレイエ, マルク・ヘルテル, フィリップ・ヴァインゲス, ソフィ・シュット
地下トンネル崩落によってもたらされた
鉄道事故に巻き込まれた人々の運命を描いた本作は
ハッタリ精神と節約精神が交錯する災害映画であります。
爆弾テロ、陰謀、乗り物災害を融合させるという発想
状況設明台詞による危機感増幅
人員&物資の節約術が一体となったストーリー&演出は
私に「大作的状況を小規模映画的に表現する」手法と
政治と経済、破壊兵器と日常が過剰に密着した世界がもたらす
恐怖の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(様々な問題を効率的且つ豪快に解決する手腕に
圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「暇つぶし級災害映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
スケール感の肥大化による物語の混乱を抑制する手腕と
説教臭&感動誘発に溺れず
暇つぶし作品に徹する謙虚さが心地良い本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。