映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・イタリアン・スタローン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はモートン・ルイス監督の「ザ・イタリアン・スタローン」に
感謝を捧げようと思います。
ザ・イタリアン・スタローン [DVD] - シルベスター・スタローン, ヘンリエッタ・ホルム, モートン・ルイス
有名になることを夢見る男「スタド」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
緩やかさの中に「男気」を宿すポルノ映画であります。
セックス・シーン以外を極限まで省力化&効率化した
ストーリー&演出、キャラクター造形の中で
過酷な世界で生き残り、名を成したいという思いと
活劇感溢れる肉体を輝かせるS・スタローンの勇姿は
私にアクションとポルノを結びつける「絆」と
「性的欲求&目標」が人間に与えるエネルギーの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(性欲の赴くままに乱舞した後「純愛」風の
幕切れへと着地するという離れ業に挑んだ
作品であるという点も見逃せません。)
まさに「ポルノ系人生訓&男女関係論」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
軽量級ポルノ風味満載の映像&物語の中に
S・スタローンの未来を予見するかのような
台詞&行動の数々を秘めた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。