映画に感謝を捧ぐ! 「月のキャットウーマン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はアーサー・ヒルトン監督の「月のキャットウーマン」に

 感謝を捧げようと思います。

月のキャット・ウーマン [DVD] - ソニー・タフツ, マリー・ウィンザー, ヴィクター・ジョリイ, スーザン・モロー, ビル・フィップス, ダグラス・フォーリー, アーサー・ヒルトン
月のキャット・ウーマン [DVD] - ソニー・タフツ, マリー・ウィンザー, ヴィクター・ジョリイ, スーザン・モロー, ビル・フィップス, ダグラス・フォーリー, アーサー・ヒルトン

 月に到達した宇宙飛行士5人の運命を描いた本作は

 和やかな猛進ぶりを発揮する姿が

 心地良いSF映画であります。

 科学的な問題や物語上の論理性を気にせず

 勢い任せに突き進むストーリーと

 節約感&見世物感満載の映像が一体となる光景は

 私に合理的に物語を進めることによる「突っ込み封じ」と

 省エネ的SF映画作りの一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「ハッピー・エンド」によって諸問題を粉砕する

 豪快さに驚かされる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級宇宙系SF」の極限を目指して突き進む

 作品であると言えるでしょう。

 月が神秘性を宿し、SFが暇つぶし規模の存在とされ

 宇宙&科学が浮世離れしていた時代を象徴する

 SF映画の一つである本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。