映画に感謝を捧ぐ! 「チェンバー・オブ・フィア 恐怖の密室」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフアン・イバネス&ジャック・ヒル監督の
「チェンバー・オブ・フィア 恐怖の密室」に感謝を捧げようと思います。
チェンバー・オブ・フィア/恐怖の密室(日本語吹替収録版) [DVD] - ボリス・カーロフ, イエーリ・ベイラット, イセラ・ベガ, フアン・イバネス, ジャック・ヒル
火山帯で発見された謎の生物と
彼?を取り巻く人々の運命を描いた本作は
モンスター映画史上屈指の「心理戦」を見せてくれる
怪作であります。
地下の研究室に拘束され
実験対として監視されることを余儀なくされながら
巧みに人心&コンピューターを操り、女性の心身を喰らう
モンスターの奮闘ぶりを
見世物的お色気&残酷描写と幻惑的表現法を
駆使して描いていくストーリー&演出は
私に「探求心&野心」を利用した洗脳戦術と
「科学者的狂気と俗物的狂気のせめぎ合い」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(爆発によって様々な問題を隠蔽し
将来に不安を残す幕切れを通じて
地球の真実に迫ることの「リスク」を世に示した
作品であるという点も見逃せません。)
まさに「安楽椅子系モンスター映画」の称号にふさわしい
作品であると言えるでしょう。
謎めいた「メッセージ」と生命力によって
人々を狂気の底なし沼へと誘い
地球の覇者を目指すモンスターの闘いを
小規模映画会社的節約&見世物精神の
赴くままに写し出す本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。