映画に感謝を捧ぐ! 「復讐の荒野」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアンソニー・マン監督の「復讐の荒野」に
感謝を捧げようと思います。
復讐の荒野 [DVD] - バーバラ・スタンウィック, アンソニー・マン
ニーヴン・ブッシュの小説「The Furies」を
もとにして作られた本作は
時代&娯楽特性の枠を超えた
魅力に彩られた西部劇であります。
愛憎劇、心理戦、西部劇アクション&装飾を
網羅したストーリー&演出、キャラクター造形が
見せ場と省略すべきポイントを的確に判断しながら
進行する光景は
私に「西部劇時代と近代を結ぶ絆」と
武力よりも頭脳を重んじる「復讐」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(登場人物たちの「末路」を通じて
復讐の虚しさ&許しの大切さを説くかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「愛憎&陰謀系復讐西部劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
多彩な娯楽作品に挑んだA・マン監督の手腕と
サスペンスと西部劇の香りを兼ね備えた
俳優&女優陣によって
近代的スリル&サスペンス+人間模様を宿す
西部劇となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。