映画に感謝を捧ぐ! 「砂漠は生きている」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェームズ・アルガー監督の
「砂漠は生きている」に感謝を捧げようと思います。
アメリカ南西部の砂漠地帯で
暮らす生物たちについて記録した本作は
自然と人間の意図がせめぎ合う記録映像であります。
砂漠の日常を撮影した映像と
娯楽映画風味満載の語り口&音楽を
融合させることによって生じる科学反応は
私に動物&昆虫を「擬人化」させる手法と
記録映像に潜む「胡散臭さ」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(娯楽映画的盛り上げと絵画的映像美が絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「砂漠&擬人化入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
自然の営みを日常劇的に語ることによって
自然物と創作物を結ぶ「絆」を体現する存在となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。