映画に感謝を捧ぐ! 「砂漠は生きている」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジェームズ・アルガー監督の

 

 「砂漠は生きている」に感謝を捧げようと思います。

砂漠は生きている CCP-897 [DVD]
砂漠は生きている CCP-897 [DVD]

 アメリカ南西部の砂漠地帯で

 暮らす生物たちについて記録した本作は

 自然と人間の意図がせめぎ合う記録映像であります。

 砂漠の日常を撮影した映像と

 娯楽映画風味満載の語り口&音楽を

 融合させることによって生じる科学反応は

 私に動物&昆虫を「擬人化」させる手法と

 記録映像に潜む「胡散臭さ」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (娯楽映画的盛り上げと絵画的映像美が絡み合う

 

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「砂漠&擬人化入門」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 自然の営みを日常劇的に語ることによって

 自然物と創作物を結ぶ「絆」を体現する存在となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。