映画に感謝を捧ぐ! 「デスペラード・ガールス/欲望の荒野」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はストーミー・ダニエルズ監督・主演の

 「デスペラード・ガールス/欲望の荒野」に感謝を捧げようと思います。

デスペラード・ガールズ / 欲望の荒野 [DVD] - ストーミー・ダニエルズ, アニカ・アルブライト, アリー・ヘイズ, アンバー・レイン, ジェシカ・ドレイク, ジョディー・テイラー, キャシディ・クレイン, ストーミー・ダニエルズ
デスペラード・ガールズ / 欲望の荒野 [DVD] - ストーミー・ダニエルズ, アニカ・アルブライト, アリー・ヘイズ, アンバー・レイン, ジェシカ・ドレイク, ジョディー・テイラー, キャシディ・クレイン, ストーミー・ダニエルズ

 女性ガンマン「ダニー」と彼女を取り巻く人々の

 運命を描いた本作は

 女系西部劇史上屈指の珍作であります。

 ささやかなポルノ要素とイタリア西部劇ごっご風味の嵐で

 構成されたストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「肩すかし+効率主義的作劇法&演出法」と

 「西部劇文化」を後世に残す試みの

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (終幕において「ヒロイン&恋人+悪女の運命を曖昧化する」という

 離れ業に挑んだ幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級アトラクション+ポルノ風西部劇」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 ポルノ西部劇の装飾を纏いつつ

 暴力&お色気の抽象化&ストーリー展開の効率化を

 徹底追求する大胆不敵さに驚かされる本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。