映画に感謝を捧ぐ! 「愛欲の魔神島 謎の全裸美女惨死体」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジム・オコノリー監督の

 「愛欲の魔神島 謎の全裸美女惨死体」に感謝を捧げようと思います。

愛欲の魔神島 謎の全裸美女惨死体 [DVD] - ブライアント・ハリディ, ジル・ハワース, アンナ・パルク, ロビン・アスクウィズ, ジャック・ワトソン, ジム・オコノリー
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 カナダの無人島「スネイプ島」の

 秘密に迫る人々の運命を描いた本作は

 様々な娯楽要素が絡み合うホラー映画であります。

 推理小説要素と怪奇要素、暴力とお色気

 

 愛と欲望がせめぎ合うストーリー&キャラクター造形と

 細切れ的映像表現、時系列操作

 残酷描写が一堂に会した演出が一体となる光景は

 私に神秘性と見世物性の融合

 物理的恐怖と精神的恐怖による共同戦線

 地形効果を生かしたホラー映画作りの

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (爆発によって様々な謎を隠蔽し

 ハッピー・エンドを装うかのような

 幕切れとなっている点も見逃せません。) 

 まさに「閉鎖系ホラー入門」の一翼を担う

 

 作品であると言えるでしょう。

 空間的制約の有効活用、アトラクション的モンスター造形

 怪談的ハッタリ&思わせぶりの連打

 映像的インパクトを追求した人体破壊&回想描写によって

 後年のホラー映画に対する「道しるべ」の一つとなった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。