映画に感謝を捧ぐ！ 「チンパンジー 愛すべき大家族」

　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。

　今回はアラステア・フォーザキル＆マーク・リンフィールド監督の

　「チンパンジー　愛すべき大家族」に感謝を捧げようと思います。

ディズニーネイチャー/チンパンジー 愛すべき大家族 [DVD] - ドキュメンタリー映画, ティム・アレン, アラステア・フォザーギル, マーク・リンフィールド, ドン・ハーン, ニコラス・フーパー, アラステア・フォザーギル, マーク・リンフィールド, アリックス・ティドマーシュ

　アフリカの熱帯雨林で暮らすチンパンジーの

　生態について記録した本作は

　大衆食堂性と生真面目さに彩られた記録映像であります。

　過酷な環境下における記録映像作りを

　可能にする映像技と

　チンパンジーの映像に「擬人化的語り口」を

　加えるによって娯楽映画要素を生成する作劇法を

　融合させるという試みは

　私に「教材性と大衆娯楽的サービス精神による共同戦線」と

　映像作品作りにおける「観察力＆想像力」の重要性を

　世に示す手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

　（「自然界」を題材とした記録映像作りの魅力＆難しさと

　チンパンジーの過酷な現状を軽快且つクールに写し出す

　エンドロールとなっている点も見逃せません。）

　まさに「チンパンジー＆擬人化術入門」の

　一翼を担う作品であると言えるでしょう。

　チンパンジーの生き様、ＭＴＶ的映像＆音楽技法

　ホームドラマ＋冒険活劇的発想が

　融合することによって生を受けた本作と

　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。