映画に感謝を捧ぐ! 「レッド・コブラ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はセドリック・サンドストローム監督の

 「レッド・コブラ」に感謝を捧げようと思います。

レッドコブラ [DVD] - デイビッド・ブラッドリー, スティーブ・ジェームズ, セドリック・サンドストローム
レッドコブラ [DVD] - デイビッド・ブラッドリー, スティーブ・ジェームズ, セドリック・サンドストローム

 1985年の映画「アメリカン忍者」を

 もとにして作られた人気シリーズの3作目となる本作は

 「キャノン・フィルムズ」文化と東洋的仇討ち&城攻め文化がせめぎ合う

 

 アメリカン忍者シリーズ第3章であります。

 スポーツ映画、復讐劇、巻き込まれ映画

 テロ対策映画を力業でつなぎ合わせたストーリーと

 キャノン・フィルムズ的忍者認識

 東洋的武術性、西洋的銃撃&カーチェイス

 入り乱れるアクション・シーンが一体となる光景は

 私に「和製時代劇と西洋スパイ・アクションの融合」が

 もたらす科学反応と

 戦闘場面の連打によって物語の躍動感を高め

 突っ込み所を隠蔽する手法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (決着の後に「シリーズへの突っ込み」を入れるという

 離れ業に挑んだ幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「和洋折衷型忍者映画」の歴史に輝く

 大いなる珍作であると言えるでしょう。

 武術アクション、敵将のアイドル的存在力

 「忍者」の神秘性を利用した作劇戦術

 アクション映画的ご都合主義の赴くままに猛進する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。