映画に感謝を捧ぐ! 「パラサイト・クイーン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はガブリエル・コーワン監督の
「パラサイト・クイーン」に感謝を捧げようと思います。
パラサイト・クイーン [DVD] - ミルチャ・モンロー, ブライアン・クラウズ, リチャード・リール, ガブリエル・コーワン
謎の寄生虫に狙われた人々の運命を描いた本作は
様々な娯楽特性を融合させたモンスター映画であります。
青春映画、武術系アクション、SF、閉鎖系サスペンス
ホラーの特性を組み合わせる事によって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
それぞれの王道要素を生かし合いながら進行していく光景は
私に、科学実験における「安全確保&自制心」の重要性を
映画的に表現する手法と
複数の作劇&映像技術による共同戦線の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(知略によって弱点を克服し、世界制覇を目指す
「寄生虫」の執念と
世界に閉じ込められた存在の悲哀が
交錯する幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「改造生物系モンスター映画入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
SF、アクション、サスペンス、ホラー映画の歴史&法則を
象徴する存在である本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。