映画に感謝を捧ぐ! 「シャークトパス Vs 狼鯨」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はケヴィン・オニール監督の
「シャークトパス Vs 狼鯨」に感謝を捧げようと思います。
シャークトパス VS 狼鯨 [DVD] - キャスパー・ヴァン・ディーン, キャサリン・オクセンバーグ, イギー・ポップ, ジェニファー・ウィンガー, ケヴィン・オニール, マット・ヤマシタ, キャスパー・ヴァン・ディーン
2010年の映画「シャークトパス」をもとにして作られた
人気シリーズの3作目となる本作は
サメ映画史上屈指の「やりたい放題感」に溢れた珍作であります。
「シャークトパス」シリーズの精神を継承しつつ
格闘技映画&ホラー映画要素を力業で挿入する事によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター&モンスター造形が
R・コーマン的サービス精神とその場しのぎ精神の
赴くままに荒れ狂う光景は
私に、様々な生物を合体させて「巨大モンスター」化させる実験と
小規模映画会社ならではの「便乗商品+アウトロー感」が織りなす
爽快感の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「武術+妖術系巨大モンスター映画」の領域に向かって突き進む
「シャークトパス」第3章であると言えるでしょう。
海洋生物の常識を超越する存在へと進化した
「シャークトパス」に対し互角以上の闘いぶりを見せる
「狼鯨(ホエールウルフ)」の勇姿と
様々な大衆娯楽要素を混ぜ合わせることに
よって生じる闇鍋感によって
珍作系サメ映画の雄「アサイラム・サメ路線」に
勝るとも劣らぬ程の猛将となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。