映画に感謝を捧ぐ! 「ダラス(1950年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はスチュアート・ヘイスラー監督の
「ダラス(1950年版)」に感謝を捧げようと思います。
ダラス [DVD] - ゲイリー・クーパー, スチュアート・ヘイスラー, ゲイリー・クーパー, ルス・ローマン, スティーヴ・コクラン, レイモンド・マッセイ, ジョン・トウィスト
元南軍兵士「ホリスター」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
物語性と娯楽性の共存を試みた西部劇であります。
西部劇、刑事コンビ映画、極道映画
潜入捜査劇、愛憎劇の持ち味と
西部劇ヒーローG・クーパーの魅力を
融合させながら描いていくストーリー&演出は
私に「国家の過渡期」がもたらす混乱と
解決への道を映画的に表現する手法と
大衆娯楽的サービス精神を総動員した
映像作品作りの一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(法治主義の幕開けと男たちの新たなる旅立ちを
絡み合わせた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽西部劇型アメリカ史入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
西部劇のアクション、サスペンスのどんでん返し
恋愛劇の男女関係、反戦映画的メッセージが
史実の映画的活用法が一堂に会した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。