映画に感謝を捧ぐ! 「続・菩提樹」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はヴォルフガング・リーベンアイナー監督の
「続・菩提樹」に感謝を捧げようと思います。
続・菩提樹 [DVD] - ルート・ロイヴェリック, ハンス・ホルト, ミヒャエル・アンデ, ウォルフガング・リーベンアイナー
1956年の映画「菩提樹」の後日談となる本作は
前作とは一味違う「異文化交流感」に満ちた
実話系続編映画であります。
「菩提樹」の流れを汲みつつロマンス&史劇要素を抑制しつ
ホームドラマ要素とサクセス・ストーリー+ミュージカル要素
娯楽性と歴史教材性、舞台劇的表現法とMTV的表現法の
交流を強化したストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「ヨーロッパ気質とアメリカ気質の出会い」が
もたらす科学反応と
過酷な状況であっても「和やかさ&マイペース」を
失わない人々の輝きを映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(舞台劇的盛り上げ&作法と映画技法を
巧みに融合させた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「トラップ一家伝・アメリカ編」の称号にふさわしい
作品であると言えるでしょう。
1965年の映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
源となった実話の「アメリカでの日々」を
様々な娯楽技法を絡み合わせながら描いていく本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。