映画に感謝を捧ぐ! 「人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はリー・ショレム&ハリー・ホープ監督の
「人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン」に
感謝を捧げようと思います。
人類最終兵器 ドゥームズデイ・マシーン [DVD] - ボビー・ヴァン, ルタ・キルモニス, ルタ・リー, ジェームズ・クレイグ, グラント・ウィリアムズ, ヘンリー・ウィルコクソン, ケイシー・ケイセム, ハリー・ホープ, リー・ショレム
金星に向けて飛び立った宇宙飛行士7人の
運命を描いた本作は
クールさとアイデア性を兼ね備えたSF映画であります。
「地球滅亡」を題材としつつ淡々と進行するストーリーと
特殊効果を抑制しながらスケール感と
スリル&サスペンスを高めていく映像技が一体となる光景は
私に「壮大な状況をコンパクトにまとめ上げる」技法と
SF的反戦メッセージの一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(生と死、終わりと始まりを結ぶ絆と
宇宙における人間の小ささを体現しつつ
想像力を刺激する幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「冒険活劇+閉鎖系サスペンス型宇宙系SF」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
地球規模の悲劇と閉鎖空間における惨劇
SF的ハッタリと小規模映画会社的倹約精神
ご都合主義とどんでん返し史上主義が絡み合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。