映画に感謝を捧ぐ! 「X-DAY 黙示録」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョエル・ノヴォア監督の「X-DAY 黙示録」に
感謝を捧げようと思います。
X-DAY 黙示録 [DVD] - ジャクソン・ハースト, ヘザー・マコーム, ジェイ・ジェイ・ウォーレン, ハナ・ヘイズ, レイモンド・J・バリー, ニック・ゴメス, ジョエル・ノヴォア, シェイクド・ベレンソン, パトリック・エウォルド, グレゴリー・ギエラス, ジャクソン・ハースト
月食の日に大量発生したモンスターの脅威にさらされた
人々の運命を描いた本作は
教材的魅力と省力化&見世物精神が混ざり合う世紀の珍作であります。
動物系災害映画、モンスターSF、ゾンビ系ホラーの特性を融合させ
優等生的に進行するストーリー&キャラクター
TVゲーム感満載のモンスター造形&戦闘シーン
付け足し的に挿入される宗教要素が一体となる光景は
私に「軽量級モンスター映画史」の一端に触れる機会と
既視感溢れる状況をつなぎ合わせることによって
作品世界が混沌化していく現象を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドの装飾を纏いながら
イベント感覚で世界の危機が訪れることを暗示する
意地悪な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「世界崩壊系アトラクション・ムービー」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アメリカ製映画「鳥」・「ディープ・インパクト」・「各種ゾンビ系ホラー」
米ドラマ「スーパーナチュラル」・「ウォーキング・デッド」
(アルバトロスによる「24」風宣伝)
TVゲーム「バイオハザード」シリーズ(映画版含む)が一堂に会し
軽やかに猛進する姿が特殊な感動を呼び起こす本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。