映画に感謝を捧ぐ! 「タンネンベルク1939 独ソ侵略戦争」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はダミアン・リー監督の

 「タンネンベルク1939 独ソ侵略戦争」に感謝を捧げようと思います。

タンネンベルク1939 独ソ侵略戦争 [DVD] - ジョナサン・スカーフ, ニーナ・ドブレフ, ダリル・ハンナ, ロイ・シャイダー, ダミアン・リー, ジャック・クリスタル, ジョナサン・スカーフ
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 ナチス・ドイツ軍のポーランド侵攻

 関わる人々の運命を描いた本作は

 様々な葛藤に彩られた戦争映画であります。

 父と子、繊細な魂と凶暴な魂、ドイツ人とユダヤ

 戦争映画要素と恋愛映画要素がせめぎ合う

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「反戦メッセージと娯楽サービスの両立」を

 図るための試みと

 複数場所で繰り広げられる物語を段階的に結びつける

 手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。 

 (ハッピー・エンドと悲劇の表裏一体性を

 象徴するかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「恋愛悲劇系戦争映画」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 格差恋愛と戦争の狂気

 娯楽映画的アクション&お色気と文学的台詞が

 豪快且つ陰鬱に絡み合う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。