映画に感謝を捧ぐ! 「サルの王国とその掟」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマーク・リンフィールド監督の
「サルの王国とその掟」に感謝を捧げようと思います。
ディズニーネイチャー/サルの王国とその掟 [DVD] - ドキュメンタリー映画, ティナ・フェイ, マーク・リンフィールド, マーク・リンフィールド, アラステア・フォザーギル, ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
スリランカの奥地にある「キャッスルロック」に生息する
サルたちについて記録した本作は
軽業的な絡み合いを堪能させてくれる記録映像であります。
過酷な階級社会を生き抜く庶民母子の物語と
和やかな風景&動物たちの姿、活劇的表現法とMTV的表現法
人間社会と動物社会、記録映像性と物語性が
入り交じった映像&語り口は
私に「記録映像技術と娯楽映画技術による共同戦線」と
暴力的な部分を抽象化しつつ、自然界の非情さ&壮大さを
示す手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(王国内の栄枯盛衰を勇壮且つ軽やかに写し出す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「スリランカ・サル事情&教材映像入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
自らと家族の生命を守るため
自然の王国&その周辺と人間の住処を
駆けめぐるサルたちの勇姿を
アクション、コメディ、ホームドラマの技を融合させながら
記録映像化していく本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。