映画に感謝を捧ぐ! 「悪名高きテキサス人」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエドワード・ルドウィグ監督の
「悪名高きテキサス人」に感謝を捧げようと思います。
西部劇 パーフェクトコレクション 拳銃の誓い DVD10枚組 ACC-165 - ウォーレス・ビアリー, マーガレット・オブライエン, ロッド・キャメロン, アーリーン・ウェラン, フォレスト・タッカー, ロバート・ヤング, マーガリート・チャップマン, ジョン・ホディアク, ロバート・スタック, アデル・マーラ, ジョン・ホール, マーガレット・リンゼイ, レックス・アレン, エリザベス・フレイザー, ウィリアム・エリオット, ジョン・キャロル, ウイリアム・ボイド, ラッセル・ヘイドン, アラン・レイン, エディ・ウォーラー, S・シルヴァン・サイモン, ジョセフ・ケイン, ジョージ・シャーマン, ウィリアム・キャッスル, レイ・テイラー, R・G・スプリングスティーン, エドワード・ルドウィグ, レスリー・セランダー
南北戦争を終え帰郷した男「ジム&ウェス」と
彼らを取り巻く人々の運命を描いた本作は
活劇的な皮肉に彩られた西部劇であります。
穏健且つ法治的な解決法が
悪意&本能によって打ち砕かれ
暴力的な方向へと進行していく状況と
娯楽西部劇的見せ場の両立を図りながら
進行していくストーリー&演出は
私に「戦争の間接被害」・「愛の複雑さ」
「論理的解決法と武力的解決法のせめぎ合い」
「無法者集団生成&崩壊の過程」を
西部劇的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(娯楽的高揚感よりも悲劇性+偉人伝風味に
重きを置いた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「過渡期系西部劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
武闘主義と法治主義の境目に立つ人々の思いを
娯楽西部劇的サービス精神を失うことなく
描いていくことに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。