映画に感謝を捧ぐ! 「ダブル・ダイナマイト(1951年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアーヴィング・カミングス監督の
「ダブル・ダイナマイト(1951年版)」に感謝を捧げようと思います。
マルクス兄弟 プレミアムコレクション DVD8枚組 ACC-193 - マルクス兄弟, ロックリーフ・フェローズ, セルマ・トッド, デヴィッド・ランドー, キティ・カーライル, アラン・ジョーンズ, ルシル・ボール, ジョン・キャロル, ジェーン・ラッセル, グルーチョ・マルクス, フランク・シナトラ, ウィリアム・ベンディックス, ノーマン・Z・マクロード, サム・ウッド, ウィリアム・A・サイター, エドワード・バゼル, アーヴィング・カミングス, チェスター・アースキン
銀行員「ジョン・ダルトン」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
軽やか&陽気な知略を感じさせるミュージカル喜劇であります。
巻き込まれサスペンスと恋愛喜劇を力業でつなぎ合わせ
ミュージカル要素を挿入することによって
最大限に活用することを可能とした
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私にスター主義と娯楽的サービス精神の
均整を保つ手法と
シリアスな状況をドタバタ喜劇化する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「和やかな極道系ハッピー・エンド」と
呼びたくなるような雰囲気を醸し出す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「歌曲+極道入り恋愛喜劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
スターの魅力を最大限に生かす作劇法&映像技と
「銀行」に対する皮肉に彩られた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。