映画に感謝を捧ぐ! 「フリーソロ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ&ジミー・チン監督の
「フリーソロ」に感謝を捧げようと思います。
ロッククライマー「アレックス・オノルド」について記録した本作は
記録対象の心身に配慮した
「フリーソロ・クライミング」の撮影を可能にする技術力
CG映像によって「登山状況」をわかりやすく描写するサービス精神
心技体の限りを尽くして「山」に挑む冒険心が融合した映像&語り口は
私に自然の持つ「美しさ・冷酷さ・壮大さ」
命を賭して巨大な壁に挑む人間の心理
フリーソロ・クライミングの魅力+技法&危険性を
世に知らしめる試みの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(飽くなき闘志と和やかさが静かに絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「フリーソロ・クライミング&冒険系記録映像入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「フリーソロ・クライミング」の非情な現実に正面から向き合いつつ
過酷且つ繊細な冒険に挑む男たちの肉体&魂と
スケール感と自然美に溢れた映像に圧倒される本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。