映画に感謝を捧ぐ! 「沈黙の惑星」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフィリップ・ハドソン監督の「沈黙の惑星」に
感謝を捧げようと思います。
沈黙の惑星 [DVD] - ボー・バリンジャー, ケネス・シアーズ, ラリッサ・カジアン, ブロンストン・デローネ, ヴァンス・ハーヴェイ, ゲイレン・ハワード, フィリップ・ハドソン, フィリップ・ハドソン, グレン・セトル, ボー・バリンジャー
人類の敵「メンダックス」の本拠地を攻撃するよう
命じられた特殊部隊の運命を描いた本作は
節約感と幻惑感が交錯するSF映画であります。
エイリアン系SF、山系ホラー、記憶喪失サスペンスの
手法を融合させる事によって生を受けたストーリー&演出は
私に「どんでん返し史上主義」と
「節約的SF映画作り」による共同戦線と
細切れ的映像表現による神秘性増大術の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(出たとこ勝負感満載の「真相」と
最終局面において結論を曖昧化するという
大胆不敵な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「省力型幻惑系SF」の究極形態を
目指して突き進む一作であると言えるでしょう。
大作系SF映画的ハッタリ、小規模映画会社的倹約精神
M・N・シャマラン的思わせぶり&驚かせを
力業でつなぎ合わせた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。