映画に感謝を捧ぐ! 「チャイルド・プレイ3」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジャック・ベンダー監督の「チャイルド・プレイ3」に

 感謝を捧げようと思います。

チャイルド・プレイ3 [DVD] - ジャスティン・ワーリン, ペリー・リーヴス, ジェレミー・シルヴァース, ジャック・ベンダー
チャイルド・プレイ3 [DVD] - ジャスティン・ワーリン, ペリー・リーヴス, ジェレミー・シルヴァース, ジャック・ベンダー

 「チャイルド・プレイ(1988年版)」をもとにして作られた

 人気シリーズの3作目となる本作は

 執念と改造欲に彩られた続編映画であります。

 幾度となく復活し、目的を果たそうとする「チャッキー」の執念

  

 多くの犠牲をもたらしながらも「グッド・ガイ人形」の

 生産&販売を維持しようとするオモチャ会社の執念

 「チャッキー」以外の俳優&女優陣を一新し

 「フルメタル・ジャケット」等の流れを汲んだ

 戦争映画要素を融合させながら

 シリーズを継続させようとする作り手の執念が

 一体となったストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「ホラー映画業界」の持つエネルギー&知略と

 「量産型思考と加工思考のせめぎ合い」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (前2作のような思わせぶりを廃し

 「一つの時代」が終わることを感じさせる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに軽やかさと熱気が交錯する

 「チャイルド・プレイ」第3章であると言えるでしょう。

 ホラー映画的残酷性、アクション映画的活劇性

 コメディ的滑稽さを兼ね備えた

 類い希なるホラー映画「チャイルド・プレイ」シリーズにとって

 一つの区切りとなる本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。