映画に感謝を捧ぐ! 「セイビング・レニングラード-奇跡の脱出作戦-」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアレクセイ・コズロフ監督の
「セイビング・レニングラード-奇跡の脱出作戦-」に感謝を捧げようと思います。
セイビング・レニングラード 奇跡の脱出作戦 [DVD] - アンドレイ・ミロノフ・ウダロフ, アレクセイ・コズロフ, アレクセイ・コズロフ, アレクセイ・コズロフ, アルカデイ・ファティーブ, ユーリー・ポテンコ, アンドレイ・ミロノフ・ウダロフ, マリア・メルニコワ, アナスタシア・メルニコワ, ゲラ・メスキ, バレリー・デグテヤ
「レニングラード攻防戦」における
民間人救出作戦をもとにして作られた本作は
様々な配慮に彩られた実話系戦争映画であります。
「レニングラード攻防戦」の一幕を
アクション映画、災害映画、恋愛映画、道中劇の特性を融合させ
娯楽映画の枠内に留まるよう映像作品化するという試みは
私に「歴史教材性と娯楽映画的サービス精神のせめぎ合い」と
大作的要素を軽量級作品的に描写する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(壮大なる悲劇&ささやかな武勇伝を
クールに説明することによって
歴史の非情さを写し出す幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「レニングラード攻防戦&実話系戦争映画入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
1940年代のソビエト事情、戦争の持つ様々な顔
生命の危機が人心に与える影響を世に知らしめる存在の
一つとして生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。