映画に感謝を捧ぐ! 「クリスマス・イヴの奇跡(1939年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はスティーヴ・セクリー監督の
「クリスマス・イヴの奇跡(1939年版)」に感謝を捧げようと思います。
一度は観たい 名作映画 コレクション 素晴らしき哉、人生! DVD10枚組 ACC-203 - レジナルド・オーウェン, ジーン・ロックハート, ヴィクター・ムーア, ドン・デフォー, ケーリー・グラント, ロレッタ・ヤング, デヴィッド・ニーヴン, バーバラ・スタンウィック, フレッド・マクマレイ, ジェームズ・スチュワート, ドナ・リード, マーゴ, ウォルター・エイブル, ハリー・ケリー, チャールズ・ウィニンガー, C・オーブリー・スミス, ミッキー・ルーニー, ジュディ・ガーランド, エディ・ブラッケン, ベティ・ハットン, ロバート・ミッチャム, ジャネット・リー, ウェンデル・コーリイ, エドウィン・L・マリン, ロイ・デル・ルース, ヘンリー・コスター, ミッチェル・ライゼン, フランク・キャプラ, スティーヴ・セクリー, A・エドワード・サザーランド, ジョージ・B・サイツ, プレストン・スタージェス, ドン・ハートマン
警察に追われ、駆け込んだ教会で赤ん坊を拾った女性
「マリア」と彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
人情劇史上屈指の「イベント・ムービー感」に
満ち溢れた作品であります。
犯罪映画要素、癒し系映画要素、恋愛劇要素
クリスマスへの愛情、キリスト教風味を融合させた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
軽快且つ渋く進行する光景は
私にアメリカにおける「クリスマス」の存在力と
娯楽的サービスと教訓劇的メッセージを
効率よく並び立たせようとする作劇法&映像技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(荒々しさと和やかさを兼ね備えたハッピー・エンドと
呼びたくなるような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級クリスマス系人情劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
愛によって理性を喪失し、罪深き人生を歩んだ女と
精神的断絶によって愛する人を失った男の再生劇を
全開で描いていく本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。