映画に感謝を捧ぐ! 「西部のバリケード」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はピーター・ゴッドフリー監督の
「西部のバリケード」に感謝を捧げようと思います。
西部劇 パーフェクトコレクション 西部の掠奪者 DVD10枚組 ACC-088 - ウォルター・ヒューストン, ハリー・ケリー, アイリーン・ダン, ランドルフ・スコット, ロッド・キャメロン, キャシー・ダウンズ, ダン・デイリー, アン・バクスター, ロバート・ミッチャム, イヴォンヌ・デ・カーロ, ダン・デュリエ, デイン・クラーク, レイモンド・マッセイ, ジョン・ウェイン, エドワード・L・カーン, ルーベン・マムーリアン, レスリー・セランダー, エドウィン・L・マリン, リチャード・セイル, ジョセフ・ケイン, エドワード・キリー, ジョージ・シャーマン, ピーター・ゴッドフリー, マック・V・ライト
金鉱を支配する男「クルーガー」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
軽やかな渋味に彩られた西部劇であります。
西部劇的移動&肉弾アクションを駆使しつつ
銃撃戦を抑制し、人間模様に重きを置いて進行する
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「銃」に依存しない西部劇的スリル&サスペンス生成術と
凶暴性&欲心の持つ引力を西部劇的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(物欲&支配欲の虚しさと愛&絆の大切さを
世に示すかのような決着→幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級西部劇型人間&社会論」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
西部劇でありながら銃撃戦を避けようとする大胆さと
暇つぶし規模のスケール感&スピード感の中に
娯楽性&教訓性を詰め込む技術力を兼ね備えた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。