映画に感謝を捧ぐ! 「陽気なルームメイト」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョージ・スティーヴンス監督の
「陽気なルームメイト」に感謝を捧げようと思います。
陽気なルームメイト [DVD] - ジーン・アーサー, ジョエル・マクリー, チャールス・コバーン, ジョージ・スティーヴンス, ロバート・ラッセル, ジーン・アーサー
運命の悪戯によって同居生活を始めた
男女3人の運命を描いた本作は
1940年代のアメリカ事情と
穏健派娯楽的サービス精神が絡み合う
恋愛喜劇であります。
恋愛喜劇+ドタバタ喜劇の王道を
融合させることによって生を受けたストーリー&演出は
私に「戦時下」に生きる人々の思いを喜劇的に表現する試みと
マイペースな老紳士がもたらす珍騒動から
若い男女のロマンスへと急進させる妙技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドの装飾を纏いつつ
要所となる部分を巧みに抽象化することによって
鑑賞者の想像力を刺激する幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「異世代間交流喜劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
主演者3人によるユーモラスな掛け合いと
日常喜劇的でありながらも「戦争」への皮肉を感じさせる
ストーリー展開を堪能させてくれる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。