映画に感謝を捧ぐ! 「ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はJ・P・ハウエル監督の
「ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン」に
感謝を捧げようと思います。
ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン [DVD] - キャスパー・ヴァン・ディーン, ヴィンセント・ゲイル, ステファニー・フォン・フェッテン, ビーナス・テルッツォ, アマンダ・クルー, J.P.ハウエル, リック・ドリュー, キャスパー・ヴァン・ディーン
小惑星の衝撃がもたらした地球滅亡の危機を描いた本作は
倹約性と奇策性が交錯する災害映画であります。
SF映画的ハッタリ、アクション映画的暴力&破壊
ホラー的装飾、道中劇的人間模様が絡み合う
ストーリー&演出が緩やかに進行する光景は
私に「小規模映画会社的肩すかし戦術」と
「壮大さと節約精神を両立させる手法」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「自然の理」によってハッピー・エンドを迎えることによって
アメリカ映画的ヒーロー礼賛&科学信仰に対する皮肉を放つ
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「道中系災害映画」の歴史に輝く
大いなる珍作であると言えるでしょう。
「気温急上昇による地球の危機」を描いた作品でありながら
大衆食堂的アクション&ロマンス満載の物語&映像に
「アルバトロス流シリーズ風宣伝戦術」に即した邦題と
心和まされる本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。