映画に感謝を捧ぐ! 「ブラインデッド」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェシー・トーマス・クック監督の
「ブラインデッド」に感謝を捧げようと思います。
ブラインデッド [DVD] - アダム・シーボルド, ジェシー・トーマス・クック, リヴ・コリンズ, ケヴィン・レヴィー, リヴ・コリンズ, ジェシー・トーマス・クック, ジョン・ゲデス, マット・ウィール, アダム・シーボルド, リヴ・コリンズ, ライ・バレット
視力を失った男「ベン」と妊娠中の警官「マーラ」の
運命を描いた本作は
1996年の映画「ファーゴ」と米ドラマ「ウォーキング・デッド」を
組み合わせたかのような世界で
ゾンビ系ホラーの本質を写し出す一作であります。
「ゾンビに立ち向かう視覚障害者+妊婦」という
過酷な状況設定を繰り出しつつ
緩やかに進行するストーリー&演出は
私に「ゾンビ系ホラー」が謎解きよりも
闘い&人間模様を重んじる存在であるというメッセージと
「ゾンビ系ホラー的予算&人員節約術」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(他のゾンビ系ホラーに比べて「絶望感」を薄めた
作風となっている点も見逃せません。)
まさに「ゾンビ系ホラー&ハンディキャップ系ヒーロー入門」の
一翼を担う存在であると言えるでしょう。
ゾンビ系ホラーの恐怖&哀愁+省力要素と
ハンディキャップを抱えながら闘う主人公&ヒロインの醍醐味を
小規模映画会社的力業によってつなぎ合わせた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。