映画に感謝を捧ぐ! 「遥かなるアルゼンチン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアーヴィング・カミングス監督の
「遥かなるアルゼンチン」に感謝を捧げようと思います。
遥かなるアルゼンチン [DVD] - ベティ・グレイブル, ドン・アメチー, カルメン・ミランダ, シャーロット・グリーンウッド, アーヴィング・カミングス
馬を売るためにアメリカを訪れた男「リカルド」と
5000ドルで馬を買うと申し出た女性「グレンダ」の
運命を描いた本作は
ミュージカル映画的国際感覚全開で突き進む
豪快作であります。
「ロミオとジュリエット」風恋愛喜劇の装飾を纏いつつ
ラテン的風景、装飾、登場人物と
歌&踊りを披露するために進行するストーリー&演出は
私に「ミュージカル映画的観光旅行」と
持ち味となる部分に全力を注ぎ込む娯楽映画作りの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(スポーツ映画、恋愛映画、家族劇の
ハッピー・エンドを網羅しつつ
ミュージカル映画的ハッピー・エンドへと着地する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ミュージカル型アルゼンチン旅行記」の称号にふさわしい
作品であると言えるでしょう。
ラテン文化の明るい部分
恋愛喜劇の法則を余すところなく発揮しながら
猛進する姿が心地良い本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。