映画に感謝を捧ぐ! 「十番街の天使」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロイ・ローランド監督の「十番街の天使」に
感謝を捧げようと思います。
名作映画 コレクション 三十四丁目の奇跡 DVD10枚組 ACC-205 - ジェームズ・スチュワート, マーガレット・サラヴァン, モーリン・オハラ, エドマンド・グウェン, バーバラ・スタンウィック, デニス・モーガン, ジンジャー・ロジャーズ, ジョセフ・コットン, シャーリー・テンプル, ベティ・デイヴィス, モンティ・ウーリー, アン・シェリダン, マーガレット・オブライエン, ジョージ・マーフィ, ボブ・ホープ, マリリン・マクスウェル, ラルフ・リチャードソン, セリア・ジョンソン, マーガレット・レイトン, エロール・フリン, エリノア・パーカー, ジミー・デュランテ, テリー・ムーア, トム・ドレイク, エルンスト・ルビッチ, ジョージ・シートン, ピーター・ゴッドフリー, ウィリアム・ディターレ, ウィリアム・キーリー, ロイ・ローランド, シドニー・ランフィールド, ジョージ・モア・オフェラル, ジェイムス・V・カーン, アーヴィング・ピシェル
NYの十番街に住む少女「フラビア」と
彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
キリスト教+善男善女向けサービスの
赴くままに猛進する人情劇であります。
純真で陽気な少女が大人社会の暗部に
触れてしまったことによって揺れ動く姿を
効率性、見せ場主義、キリスト教的メッセージの
均整を保ちながら描いていくことに挑んだ
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「濃厚なる善良性&説教臭」を
映像的躍動感によって緩和する妙技と
大人社会と子供社会を結ぶ「絆」を
映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アメリカ映画的ハッピー・エンド主義と
「クリスマス」の特性を力業で融合させ
あらゆる問題を穏健に粉砕していく姿に
圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽やか&緩やか系ホームドラマ」の
究極形態を感じさせる作品であると言えるでしょう。
主演女優M・オブライエン&クリスマスの魅力と
鑑賞者に宿る「突っ込み目線」に
真っ向勝負を挑む姿が心地良い本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。