映画に感謝を捧ぐ! 「デイ&ナイト」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテディ・ニュートン監督の「デイ&ナイト」に
感謝を捧げようと思います。
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擬人化した夜と昼の奇妙な交流を描いた本作は
心技体が軽やかに調和するアニメーション映画であります。
「2D映像と3D映像を組み合わせる」という映像的実験
漫才的やりとりと日常劇&観光旅行映画風味の合体
「異文化の対立と融和」というテーマが一体となった
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「教訓性とサイレント映画的ユーモアの共同戦線」と
「映像とストーリーの幸福な結婚生活」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(喜劇的ハッピー・エンドの形態を取りながら
「時間」の奥深さを写し出す幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級異文化交流喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
「時間」としての誇りによって対立を深めながらも
互いの長所を生かし合う方向へと進んでいく夜と昼の姿と
相手の個性を尊重しつつ、自らの魅力を発揮する映像&物語が
重なっていく光景に心打たれる本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。