映画に感謝を捧ぐ! 「滅亡の黙示録」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 

 今回はフレッド・オーレン・レイ監督の

 「滅亡の黙示録」に感謝を捧げようと思います。

滅亡の黙示録 [DVD] - トレイシー・ネルソン, チャールズ・ショーネシー, ケン・バーネット, ベス・グラント, キーレン・ハッチソン, フレッド・オーレン・レイ, パオロ・マツカート, トレイシー・ネルソン
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 核爆弾実験が招いた地球滅亡の危機に立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 

 知略&奮闘と皮肉に彩られた災害映画であります。

 映像的スケール感+スリル&サスペンスの薄味さを

 SF的ハッタリを駆使した状況設明台詞によって

 補強する知略&奮闘と

 アメリカ製SF映画特有の「核兵器依存」に対する皮肉が

 交錯するストーリー&演出と

 災害映画の法則に沿いつつも

 効率化を図ったキャラクター造形が一体となる光景は

 私に、暇つぶし映画的サービス精神&節約精神と

 社会派的メッセージを両立させる試みと

 大作映画要素と軽量級映画要素による共同戦線の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 

 (勢い任せの「ハッピー・エンド」によって

 様々な問題を隠蔽する精神に圧倒される

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「倹約型災害系SF入門」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 「クリムゾン・タイド」と「ザ・コア」を融合させたかのような発想と

 緩やかな特殊効果&会話重視的ストーリー展開によって

 地球の雄大さ&人間の小ささを世に知らしめる

 災害系SF映画となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。