映画に感謝を捧ぐ! 「ネイキッド・フィアー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はオリア・オパリーナ監督の
「ネイキッド・フィアー」に感謝を捧げようと思います。
ネイキッド・フィアー [DVD] - アーニャ・ベイ, ドリュー・ホール, セオドール・ボールオウコス, ローラ・アルマン, セリス・モーガン-モイヤー, アリス・ヘイグ, ダレン・ケンドリック, オリア・オパリーナ, アーニャ・ベイ, ドリュー・ホール, アーニャ・ベイ
全裸で雪山に取り残された男女5人の
運命を描いた本作は
思わせぶりと狂気が交錯する巻き込まれ映画であります。
過去の記憶と現在の状況、ポルノ的お色気とホラー的怪奇性
災害映画要素と推理小説要素を絡み合わせながら
登場人物たちの「罪」を明かしていくストーリー&演出は
私に現代社会に潜む「変態要素」と
俗物的お色気&残酷趣味重視と見せかけて
肩すかしを食わせる手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(豪快すぎる「どんでん返し」によって
本作が奇想天外な復讐劇であることを示した
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「雪山遭難&変態入門型サスペンス」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
過去のサスペンス&ホラー映画の特性を継ぎ接ぎしつつ
ハッタリ&幻惑精神全開で突き進む事によって
社会+創作的狂気の一端を写し出す本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。