映画に感謝を捧ぐ! 「赤毛のアン(1934年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョージ・ニコルズJr監督の
「赤毛のアン(1934年版)」に感謝を捧げようと思います。
ファミリー名作映画 コレクション 赤毛のアン DVD10枚組 ACC-214 - マーガレット・オブライエン, ハーバート・マーシャル, シャーリー・テンプル, ジーン・ハーショルト, アレック・ギネス, ロバート・ニュートン, ロルフ・ヴェンクハウス, ケーテ・ハーク, アン・シャーリー, トム・ブラウン, トミー・ケリー, ジャッキー・モラン, アン・ギリス, ミッキー・ルーニー, ウォルター・コノリー, デレク・ボンド, セドリック・ハードウィック, ジョニー・ラッセル, アラステア・シム, マーヴィン・ジョーンズ, フレッド・M・ウィルコックス, アラン・ドワン, デヴィッド・リーン, ゲルハルト・ランプレヒト, ジョージ・ニコルズ・Jr, ノーマン・タウログ, リチャード・ソープ, アルベルト・カヴァルカンティ, ウォルター・ラング, ブライアン・デズモンド・ハースト
ルーシー・モード・モンゴメリーの同名小説をもとにして
1934年に作られた本作は
様々な娯楽要素&娯楽文化が
軽快且つ上品に交錯する作品であります。
挿絵感を追求した風景&配役
小説と舞台劇の持ち味を生かしつつ
映像作品的魅力を追求した映像技&台詞造形
見せ場作りと効率性維持の均整を
保ちながら進行するよう配慮されたストーリー展開が
一体となって「赤毛のアン」の世界を
映画的に表現していく光景は
私に「異創作文化交流」と
硬軟のバランス感覚に長けた映像&物語作りの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(家族劇と恋愛劇のハッピー・エンドを
穏やかに融合させた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「文学型女系日常劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
「赤毛のアン」系映像作品の歴史における
大いなる一歩となる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。