映画に感謝を捧ぐ! 「クリスマスまで開けないで」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエドマンド・パードム監督&主演の
「クリスマスまで開けないで」に感謝を捧げようと思います。
クリスマスまで開けないで [DVD] - エドマンド・パードム, アラン・レイク, キャロライン・マンロー, ベリンダ・メイン, ジェリー・サンドクイスト, エドマンド・パードム
サンタクロースに扮した人々を標的とした
連続殺人事件に関わる人々の運命を描いた本作は
ホラー的アイデア性の粋を結集した怪作であります。
「クリスマス」の特性を生かしつつ
多彩な襲撃法&残酷描写と謎めいたキャラクター造形を
披露しながら進行するストーリー&演出は
私に鑑賞者を「見せ場」へと導いていくために
物語を進行させる作劇法と
ホラー映画的サービスとクリスマス映画的サービスが
独特のバランスで共存する光景の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(犯人の正体&動機+題名の意味を
壮絶なるスピード感で解明していく決着→幕切れに
圧倒される作品であるという点も見逃せません。)
まさに「アトラクション型ホラー入門」の一翼を担う
作品であるといえるでしょう。
見世物的残酷性、推理劇的胡散臭さに溢れた登場人物
スター主義的ビジネス戦術、クリスマスに対する皮肉が交錯する本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。