映画に感謝を捧ぐ! 「シーフィーバー/深海の怪物」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はニーサ・ハーディマン監督の
「シーフィーバー/深海の怪物」に感謝を捧げようと思います。
シー・フィーバー 深海の怪物 [DVD] - ハーマイオニー・コーフィールド, ダグレイ・スコット, コニー・ニールセン, ジャック・ヒッキー, ニーサ・ハーディマン
海洋で謎の生命体と遭遇した
人々の運命を描いた本作は
様々な海洋冒険&モンスター映画要素を詰め合わせた
一作であります。
巨大生物、寄生生物、閉鎖空間での人間模様
海洋系災害を融合させる事によって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
静かに進行する光景は
私に「段階的スケール感抑制術」と
「大型モンスターと小型モンスターによる共同戦線」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(冒険活劇+ホラー映画的な解決法に向かいながらも
ハッピー・エンドに対する拒否感を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「空間限定型モンスター映画入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
SF、ホラー、サスペンス的サービス精神と
小規模映画会社的節約精神の共存を図ることによって
壮大な恐怖と閉鎖的な恐怖が絡み合う存在となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。