映画に感謝を捧ぐ! 「凸凹猛獣狩」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はチャールズ・バートン監督の

 「凸凹猛獣狩」に感謝を捧げようと思います。

凸凹猛獣狩 - Africa Screams - - バッド・アボット, ルー・コステロ, チャールズ・バートン
凸凹猛獣狩 - Africa Screams - - バッド・アボット, ルー・コステロ, チャールズ・バートン

 アフリカの奥地に眠るダイヤを探す

 人々の運命を描いた本作は

 緩やかさの中に道しるべ的価値を宿す

 ドタバタ喜劇であります。

 「喜劇俳優コンビB・アボット&L・コステロの持ち味を生かす」

 「ゲスト・スターとして本職を招く」・「アトラクション的舞台作り」

 「サスペンス+西部劇的敵役造形」

 「人々がアフリカに対して抱くイメージの有効活用」が

 一堂に会することによって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「バラエティ番組」感溢れる作劇法、映像技、配役術と

 欲望、人情、冒険心が喜劇的に絡み合った

 作品世界作りの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (人間以上の人情味、知略、体技を感じさせるサル軍団の勇姿と

 種族の壁を越えた友情に心打たれる幕切れも

 見逃せません。)

 まさに「ドタバタ喜劇系アフリカ旅行映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 

 漫才的笑い、サイレント的笑い、泥棒映画&冒険活劇的アクション

 見世物的芸の数々、人情劇的友情、観光旅行的風景が

 

 融合することによって生を受け

 

 スター主義、見せ場主義、効率主義の均整を保ちながら

 猛進する映像&物語が

 外見以上の文化史的価値を放つ本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。